CD Journal 2008/11
オーディオマニアの間では、ヒューズによる音質の違いがし ばしば話題になります。 しかし、現実にはアイテム数が少なく、 さまざまな種類を揃えて吟味するというのも困難で、電源ケー ブルは高級品に交換しても、ヒューズは汎用品という方が大半
オーディオマニアの間では、ヒューズによる音質の違いがし ばしば話題になります。 しかし、現実にはアイテム数が少なく、 さまざまな種類を揃えて吟味するというのも困難で、電源ケー ブルは高級品に交換しても、ヒューズは汎用品という方が大半
0.18mm径の導体20本を束ねてそれを6本撚り合わせ、さら にその中心に0.95mmのコアを配置。 0.12mmのα導体の編み 組みでシールドも施してある。 そのシールドが効果を発揮し ているのかS/Nの高さを感じられる。 それを背景に情報量、 音数を増やしながらも、それぞれの音を自然になじませる印 象だ。
拍手はとてもリアルだが、刺激感はほとん どない。 会場ノイズは多め。 ベースのリアリ ティーには驚かされるが、もっとガツンとき てほしいところも。 ただし、 ハンマーとテノ ールはかなり力強く、 たたかれている金床の 重さまで伝わってくる。 ジャズのアルトは、 はすっぱな響きがよい。 ブラシの情報量も多 め。 フルートは中域中心。 語り手は32歳。
堅牢なハウジングを採用した フルテックの電源プラグ 電源ケーブルの重要性が注目され出した当初から高品 位電源プラグを製品化してきたフルテックは、 今ではこ の分野の老舗ブランドといえる存在だ。 FI-50M (R)は ステンレス製のリジットで堅牢なハウジングを採用した ハイエンドモデルである。 FI-50M (R) の重さは実測で 156g、最大で外径20mmのケーブルが使える。
フルテックではおそらく初め てのフォノケーブルである。 導 体からプラグまで自社製の素 材によって高精度な設計が施 されている。基本となる導体 は純銀コーティングAIOFC で、単一結晶OCC銅に特殊 なアニールを施してストレスを 解消した素材である。左右の プラス/マイナス4本の芯線 は、それぞれ2本ずつの単線で 構成され、各チャンネルの内部 と全体を取り巻く被覆の外側 5ヵ所にアースが走っている。 5PDINプラグはリン青銅 に直接ロジウムメッキをかけ、 ハウジングはステンレス削り出 しである。
単線による純度の高さを追求、 大音量での強靭な爆発力が印象的 各種ケーブルや端子類などで定評のあるフルテックだが、 フォノケーブルはこれが初めてのはず。それだけに満 を持した完成度の高い内容になっている。 導体は独自のμ-OFC。 単結晶銅OCCに特殊なアニールをかけ、 加 工時のストレスを解消した線材である。 これを2本ずつの単線で1組とし、 LRプラスマイナスの各導体としている。 単線による純度の高さを意識した構成といえそうだ。 また各チャンネルの内部と全体を取り巻く被覆の外側にはア アース線が走っている。
ずっしり重い フルテック電源プラグ 本誌取材つながりを続けると、 5月 号の電源特集で印象深かった「フルテ ック」にも顔を出してみた。 「壁コンのFT・S20Aは差し込み 口が1個、 FT-D20Aが一般的な 2個。音が違いますが、素材は一緒で すか」。
量感豊かな低域と伸びやかな 高域とが印象的で、全体として 豊かな鳴りと伸びやかさとに特 が感じられる。G-320A gの穏やかさとは違って、躍動 的で力強い再現性が持ち味であ る。 ソプラノにも生命感の溢れ 表情が出るのが印象的。決し 薄手になることのない安定感 とエネルギー感は本格派の設計 を実感させる。
プラグなどの製造も手がけるフルテックの製品だけにケ ーブル部分のコスト比率が高そうで、価格を遙かに凌駕 する再生音のバランス及び品位が得られる。 個性的なコ ンセントボックスも自然なバランスを実現してくれる。 斎藤 コストパフォーマンスにも優れる高品位なケーブル。 しなやかな手触りも好印象。 余韻の自然な滞空、 潤いをも秘めた華麗な美音の縁取り、 木管の太い響きをベ ースとした緻密な繊細感などを余裕でバックアップする。
オーディオ用ヒューズ フルテックがPADIS社と共同 開発したオーディオヒューズを発売 フルテックは、独PADIS社と共同開発した オーディオヒューズを5月9日より発売する。 ラ インアップは以下の通りである。