Speaker book 2011
フルテックの企業理念である「ピュア・ト ランスミッション」 とは、 素材の純度追求と、 伝送性能をいかに高めるかを象徴するもの だ。 たとえば別枠にも記した「α(アルファ) プロセッシング」は、金属の分子構造にまで 立ち入り、その配列を規則正しくすること で伝送精度を高めようというもの。
フルテックの企業理念である「ピュア・ト ランスミッション」 とは、 素材の純度追求と、 伝送性能をいかに高めるかを象徴するもの だ。 たとえば別枠にも記した「α(アルファ) プロセッシング」は、金属の分子構造にまで 立ち入り、その配列を規則正しくすること で伝送精度を高めようというもの。
個人的にフルテックの製品と初めて出 合ったのは、編集者時代にさかのぼる。 当時担当していた故・長岡鉄男氏が電源 ケーブルの実験に取り組まれていた頃だ から9~98年頃か、うかがう前によく 「フルテックのインレット・プラグを買っ てきてくれないかな?」と連絡があり、 秋葉原へ寄って買い込んでいったものな のだ。当時の製品FI-15はマイナー チェンジを経たFI-15Eとしていまだ に健在で、よく売れているという。
従来の金メッキモデルに追 加された、FI-11シリー ズ、 ロジウムメッキバージョ ン。これには、ケーブルクラ ンプに従来の樹脂製から特殊 ステンレスを採用し、強化さ れている。この音質は極めて 透明かつニュートラル。 高解 像度でコントラストが高く、 抜群の性能である。混濁が少 なく、繊細で澄みきった高域 特性、正確な輪郭描写を備え る。力強く彫りの深い低域や、 澄みきった音場空間、大変洗 練された表現力を持つ。高い 透明度で一定している。
新機能 トルクリミッター付きターミナルや ハイエンドグレードの新型プラグ
フルテックはCFシリーズの各種ハイエンドプラグを投入。 最 高級ケーブル 「フラックスシリーズ」のプラグをそのまま単品とし て発売するもので、共通するポイントはコンタクト部から結線部 までひとつの素材パーツ (銅) でできていること RCAプラグの CF-102 (R) は、センターピンは完全に一体化したα-OCC素材。 絶縁素材はテフロン。 ハウジングはステンレス合金からの削り出 しにカーボンファイバー仕上げという豪華な仕様である。 これは 信号純度とダンピングの点でも有利といえる方式。 典型的なハ イスピードハイレスポンスで、 微小音領域へのキレ込みが抜群。 エネルギーが隅々までゆきわたり、ボトムが小気味よくしまる印 象だ。 スピーカー端子ではバナナのCF-202 (R)
インラインフィルター FloW-28 ¥39,900 今期の電源&インレットプラグは、定評のあるFI-11パワーコ ネクターシリーズのロジウムメッキ仕様だ。 ケーブルクランプを 樹脂から特殊ステンレスに変更。 ほとばしるような鮮度感の高 まりだ。ロスがなく研ぎ澄まされた音場の精度と3次元的なダ イナミズムが素晴らしい。 好評のインラインユニットはハイCP モデルのFlow-28が登場。 FI-28 (R) プラグや強化されたフィ ルターにより瑞々しくパワフルなサウンドを約束する。
高S/Nで澄みきった、 厚く透明で繊細な音 福 田質で広帯域において洗練されている。 難題の 高域特性も、瑞々しく解像力を高く備え、 混 濁が大変少ない。 明るくつややかにきれいな 弦楽器の旋律、 声楽のクオリティーも素晴ら しい。コントラストが高く、 ストロークの大 きな響きとなってダイナミック感を引きだ す。 クオリティーが魅力である。
拍手はとてもリアルだが、刺激感はほとん どない。 会場ノイズは多め。 ベースのリアリ ティーには驚かされるが、もっとガツンとき てほしいところも。 ただし、 ハンマーとテノ ールはかなり力強く、 たたかれている金床の 重さまで伝わってくる。 ジャズのアルトは、 はすっぱな響きがよい。 ブラシの情報量も多 め。 フルートは中域中心。 語り手は32歳。
ハイCPなパワーコネクターシリーズとして評価され ているFI-11に, 新たにロジウムメッキを施した最新 モデル。
音の鮮度が上がり ハリが出てくる フルテックの同タイプのノイズフィ ルターは以前もこのコーナーで取材し ている。その「FIux50Filter」 は重量がかなりあり、ラックに設置し コンポーネントのACインレットに直 接装着するにはやや重かったが、今回 のFlow28は比較的軽量だ。