HONDAのオーディオ向けピュア電源「Lib-AID E500 for Music」をご利用のお客様よりNCF Booster-Brace / NCF Clear Lineを使用した貴重なレビューを頂戴しました。
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◆お客様のオーディオ試聴環境
プリメインアンプ SONY TA-F5000
スピーカー Harbeth HL-Compact7ES-3
レコードプレーヤー Technics SL-10
CDプレーヤー SONY CDP-X5000
HDDプレーヤー SONY HAP-Z1ES
DAC Chord Hugo2
ストリーマー Chord 2go + Audirvana Mac Version 3.5.50 786kbps 32bit
電源 HONDA Lib-AID E500 for Music
まずは取扱説明書に従ってNCF Booster-Braceを両面テープでLib-AID E500 for Musicに取り付け試聴を始めました。一聴して音場が2割ほど広がることが確認できましたが、同時にボーカル域で若干の癖が乗るのが気になりました。純正プラグのため隙間がかなり空いており何か詰めようかとも思いましたが、それぞれのプラグに接触するように両面テープの取付位置を修正したところ、先の癖が気にならなくなりました。
続いてNCF Clear LineをLib-AID E500 for Musicの一方のコンセントに繋いだタップの空きコンセントに挿しました(他方は直接プリメインアンプに接続)。今度は、奥行きが出て音場がより立体的になり、同時にそれぞれの音像・楽器の分離が明確になりました。NCF Clear Line使用前が大型スクリーンで観るコンサートだとすると、使用後はコンサート会場にいるような違いです。
さらに一週間おいて試聴を再開すると、試聴位置から離れても判るぐらい低域のパンチが出てきました。位相の揃った波動がエネルギーを伴ってこちらに向かってきます。自宅で体験するお腹に響くドラムスはちょっと新鮮でした。
以前、他社よりお借りした(より高価な)アクティブ型のノイズフィルターでも低域が力強くなることは経験済みですが、パッシブ型のNCF Clear Lineの方がよりインパクトがあったことはちょっと意外でいい意味で予想を裏切られた感じです。
両機の効果を最も実感できたのがライブアルバム(Little Feet Waiting for Columbus、The Rolling Stones Live at the El Mocambo)でした。いずれも1970年代の録音なのですが、まるでリアルタイムにその場に居合わせたかのようなイマーシブ体験ができたのは驚きです。一曲だけのつもりがついつい次の曲もというように聴き続け、気がついたらLib-AID E500のバッテリーの残りが僅かになっていました。
Lib-AID E500 for Musicによるクリーンな電源をこれ以上改善ができるかが今回のテーマでしたが、予想をはるかに上回る結果でした。デフォルトが上がった以上、両者を導入しない選択肢はなさそうです。
※Lib-AID E500 for Musicに使用されているコンセントはFURUTECHのフラグシップモデル GTX-D NCF(R)
※HONDA「Lib-AID E500 for Music」の詳細はコチラ