まず、この様なモニター募集の機会に恵まれたことに感謝致します。
これまで、アクセサリー類に関しては費用対効果を考えますとあまり積極的に導入してきませんでした。
今回、モニター募集に当選し、試聴してみて改めてアクセサリー類の重要性に気付かされました。
NCF Booster Signalの設置個所について
プリメインアンプ
:電源ケーブルインレット部分
:スピーカー端子
クリーン電源
:入力電源ケーブルインレット部分
:出力コンセント
USB DAC
:RCA出力端子部分
:USB入力部分
音源について
:リッピング音源44.1kHz WAV
:ハイレゾ音源96/24、192/24Flac、DSD5.6
PC、HDDプレーヤーから再生
<< NCF Booster Signal使用しての試聴後の感想について >>
1. 本体サイズ等に関しての使用感
フラット部の最低高さが44mmとのことでしたが、後10mm程高さを下げるセッティングが出来ると、使いやすいと感じました。
44mmですと機器類の脚部が浮いてしまう物もあり、スペーサーや木ブロックで本体を浮かす必要がありました。
NCF Booster Signalの底面部のH型の脚の長さを再検討していただければと感じました。
意外とスペースを取りまして、設置しにくいと感じることがありました。
2. 設置後の音質変化について
>>電源ケーブル部に設置
私の環境ではクリーン電源より、プリメインアンプに設置したほうが、効果を感じることが出来ました。
製品名からしますと、本来、電源ケーブルにはNCF Boosterを使用するのが望ましいのでしょうが、NCF Booster Signalで下から支えするだけでも効果を感じることが出来ましたので良かったです。
これは、クリーン電源は100Wまでの小電力機器用なので、プリメインアンプの電源はクリーン電源からではなく、自作コンセントタップから直接取っておりますで、差を感じやすかったのかもしれません。
一聴しますと、SNが良くなったと感じました。小音量で聴いていても細かい音が非常に聴こえやすく感じました。
クラシック音楽を音量を上げずとも、弱音部の音が聞き取りやすく効果を感じました。
>>スピーカーケーブル、RCAラインケーブルに設置
SNの向上と女性ボーカルの声が滑らかになるのを感じました。 声に刺々しさがなくなるので非常に聞きやすくなります。
ただ、アップテンポな曲で特に感じますが、滑らかさが増すことにより、大人しく感じてしまう事もありました。
音場に関しては、左右への広がりより、奥への展開が広く感じられるようになりました。
音像に関しては、若干、こじんまりするかなという程度で特に気になりませんでした。
>>USBケーブルに設置
僅かながらですが無音部分でのノイズの減少を感じることが出来ました。
あまり、差異を感じなかったのは、USBケーブル関係にはかなりノイズ対策を施していることが原因と思われます。
バスパワー電源を、外部電源から供給したり、シールド性の高いケーブルの使用、USB端子に接続するノイズ対策品の使用等を行っており差異が分かりづらかったのではと感じております。
総評しますと、SNの向上により、音の背景の見晴らしがよくなる。よって弱音部の再現性の向上がみられる。
女性ボーカルの滑らかさの向上は、付帯音が減ることによってもたらされるのでは思います。
NCF Booster Signalによる振動の低減、静電気除去は非常に効果的に作用すると感じます。
高額な値付けをすることの多いオーディオアクセサリーにおいて、割と良心的な価格ではと感じました。
自作することの多い私は、フルテック製のコンセントや電源プラグ、インレット、コンセントベース等、使用しており非常に信頼性の高いメーカーと思っております。
NCF Booster Signalが発売によりまた一つ、自宅にフルテック製品が増えそうです。